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「夢の科学」どうですか?


風邪を引いたのか、少し体調がすぐれない今日この頃です。

健康第一。

本当に健康に勝るものはありませんね。

仕事も、生活も、まずこの原点に返って見直す必要がありますね。

ただ、元気が出てくると、そんなことも全て忘れて・・・

いけません。笑

体が悪くなってはじめて、健康のあたりがたさを強く実感します。

今日は、そんな中、「夢の科学」を紹介します。

夢の科学

お値段は「¥ 903」です。

そして発売元は「講談社」です。

本ならではのよさが得れればよいです。

今日はこれくらいで^^


睡眠の神秘
 まだまだ発展途上の世界である。
 これから夢・睡眠の科学は秘めた謎がゆっくり解けていくのだろう。それが楽しみでならない。
 脳は私達の想像以上に働き者で、睡眠中も自らの仕事に没頭するように、入力の遮断、出力の停止をして、ニューロンを多く活発化させている。不思議だ。その仕事は情報処理、記憶、動作の習得のためと考えられているようだが、まだ途上のようだ。早く知りたいと思い、本当にわくわくする。睡眠中の脳はあぁでもないこうでもない・・と知恵の輪を探る手のようなものなのかもしれない。
 意味のないように見えるもの、無秩序に見えるもの、けれどもしかしたらクリーンアップのような働きを織り成しているのかもしれない。夢は本格的なバーチャルリアリティーだが、それは人間の情報処理だけにとどまらないのかもしれない。正があれば負もある。そのようなバランスが人体には多々含まれている。睡眠時の外界との遮断(入出力の遮断)のスイッチはアセチルコリンが鍵を握っているようだ。そして睡眠中は原始脳が活発化しやすいそうだ。また運動の意識による司令を担っている前頭前野後背部が不活化する。そこに絶妙なバランスを感じ、神秘を感じる。この本は人体の不思議を感じさせてくれ、沢山の想像を楽しませてくれる。

それでもなお残る疑問
第一線に立つ脳機能学者の権威によって最新の脳研究の成果が示される
と共にフロイトを嚆矢とした心理学的な夢分析に根源的な見直しを迫る
痛快な本である。
夢の「内容」ではなく「形」に着目するという、著者の比喩を借りれば
「パラダイムシフト」によって、夢の正体が次々と暴かれていく過程は
圧巻ですらある。「空を飛ぶ夢は性的欲求不満による」などといった
通俗的な夢分析を論拠もよく解らずに信じ込んでしまっている人は是非に
及ばず手にとって貰いたい。
しかし、夢がどのようなメカニズムで発生するのかが解明されたとしても
なお「何故『その夢』を見たのか」という疑問は残される。なるほど夢は
フロイトのいうような抑圧された欲動を充足するために発生するのではなく、
REM睡眠期における脳の一時的活性化による過連想なのだろう。では何故、
「それ」を過連想したのか。著者は本書においてフロイトが完全に間違って
いたこととして潜在思考による夢の解釈を指摘している。そのような潜在
思考などなく、従って解釈するまでもない。その夢はそういう夢なのだ、と。
けだし、なぜ「そういう夢」を見たのかという疑問はやはり払拭できない
のではないだろうか。REM睡眠時には、脳のある部分は活性化し、ほかは休止
する。想像を制御する部分は休止するのでそれは解らないのかもしれない。
いや覚醒時でさえ、想像力のベクトルを制御するのは困難な場合がある。
しかしそこに、たとえば本書で徹底批判して見せたはずの心理学的アプローチが
入り込む隙間があるような気がしてならない。

裏表紙のキャッチは頂けないなぁ
 裏表紙に〝フロイトは間違っている!〟というキャッチがありますが、そんな文言なしでも十分楽しめる内容です。というか、今更フロイト云々も無いだろうし、内容も夢判断のようなものでもないので、この文言だけが余計なような気がしました。
 内容は、現状の研究状況や著者自身の夢の記録(これが結構な量になっているようで、さすが研究者の地道な努力とはたいしたものだと思いました)の解析などを織り交ぜて最後まで楽しめます。同時に、本文中に著者が語るように、観察することが第一歩であって、地道な努力の積み重ねの上に運は舞い降りるものだと再認識しました。
 この感じで著者に、意識の問題やPTSD(心的外傷後ストレス障害)と夢との関連についても触れて欲しかったのですが、ブルーバックスの範疇に収まりきれないので、それは仕方なしとします。星4つです。

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